階段昇降機のレールを徹底解説!

作成者 Stannah

階段昇降機の導入にあたってまず気になるのは、ご自宅の階段に設置が可能かどうか。レールの固定方法は? どのくらい出っ張るの? レールの長さは? 角を曲がれるの? 階下のドアの開閉に支障は出ない? レールは折りたためるの? 疑問はいくらでも湧いてくるものです。

案ずるより産むがやすし。スタナーがそんなあなたの疑問や不安を解消します。この記事では、階段昇降機のレールの種類や寸法、機能やオプションを詳しく解説します。

 

レールの種類

階段昇降機のレールは、大きく分けて3種類。直線型曲線型屋外型があります。どのレールが適しているかは階段の形状や設置場所によって異なります。各レールの特徴を見ていきましょう。

 

直線レール

最もベーシックなレールは、直線レールです。このタイプは大量生産され、注文を受けてから設置先の階段の寸法に合わせて切断されます。アルミ製で色はシルバーとブロンズから選ぶことができます。レールにはアルマイト加工が施され傷がつきにくくなっています。

直線レールの寸法

直線レールの確認ポイントは階段幅と階段上部のスペースのみです。階段の幅が71cm以上あり、階段上部に充分なスペースがあれば大丈夫です。直線レールは、どこで停車してもバッテリーが常時充電されます。レールの幅は15cmほどなので、設置後も人が通るスペースは充分あります。

レールは、階段の床にも壁にも固定できます。安全で家へのダメージも少なく、大きな工事も不要。数本のネジを使用して1段おきにレールの脚を床に取り付けます。

唯一検討が必要な点は、階段下の停車スペース確保のため、レールが46cmほど出っ張ることです。その場所にドアや通路がある場合は、追加パーツもご用意しています。

 

電動折りたたみ式・格納式レール

格納式レールもご用意しています。ヒンジ式レールとも呼ばれ、直線階段下部の着地点に障害物がある際に最適な解決策となります。

レールの格納と展開はボタンひとつ。階段最下部に安全な着地点を確保しつつ、使用しない時はすっきりしたスペースを確保できます。降車後は、遠隔操作で階段昇降機を2階に戻すことができ、再び使用するときまでレールはコンパクトに折りたたまれて格納されます。

曲線レール

曲がった階段や踊り場がある場合、曲線レールが必要となります。Stannahでは滑らかな乗り心地を確保するため、階段のカーブに合わせた形状をオーダーメイドでお作りしています。

曲線階段は直線階段と異なり、形や寸法が様々です。曲線レールは階段の内側と外側のどちら側にも設置できますが、いずれに設置する場合も安全性と信頼性を確保するため、正確な採寸がとても重要になってきます。

Stannahでは、あらゆる曲線階段に対応すべく、様々な解決策をご用意しています。レールの色はもちろん、階段昇降機の始点と終点の位置や構造にも対応します。その内容を詳しく見ていきましょう。

安定性と安全性を確保する2本レール

Stannahは常に安全を第一に考えています。曲線階段用は、1本ではなく2本のレールを使います。これによって階段の曲がり角や踊り場を通過する際に安定性が生まれ、高い安全性が確保されます。

曲線レールの種類

曲線型階段昇降機には、大きく分けて「モジュール式」と「オーダーメイド」の2種類があります。モジュール式は前もって製造された部品を組み立ててレールを完成させるもので、オーダーメイドは階段の形状に合わせて一から設計されるものです。

オーダーメイドレールは設置する階段にぴったりフィットし、滑らかな乗り心地を提供します。ツインチューブ式が人気ですが、メーカーによってレールのタイプは様々です。

一方、モジュールレールはシングルチューブ式が多く、納期が早いのが特徴です。乗り心地はオーダーメイドレールのように滑らかではありませんが、機能としてはほぼ同等です。しかし、急角度な曲がり角など複雑な形の階段の場合、オーダーメイドレールの設置が必要になる可能性があります。

曲線レールの寸法

曲線レールの寸法は、階段の仕様によって異なります。また、曲線階段の形状や寸法は個々に異なるため、その概算も困難です。

長い直線部分の出っ張りは、直線階段用と同様の15cm程度ですが、コーナー部分に関しては一概に言えません。オーダーメイドレールはモジュールレールよりも角の部分にぴったり合った形に仕上がります。

曲線レールの充電と電源

曲線レールの場合、レール自体には充電機能は備わっていません。その代わりに、階段の最上部または最下部に充電ポイントがあります。

充電ポイントから離して駐車すると「ピー」という警告音が鳴ります。階段昇降機は常に充電しておくことが大切です。充電せずに放置すると、故障や不具合の原因となることもあります。

曲線レールの始点/終点

階段の最上部や最下部に階段昇降機の停車スペースがない場合は、特別仕様の始点/終点をご用意しています。

例えば、始点/終点でUターンして停車するタイプがあります。これは、階段の最下部でレールが壁や手すりに沿って曲がることで階段昇降機を折り畳めるようになります。

階段上部でのオーバーラン仕様もあります。これは、階段の終点からさらに先の乗り降りしやすい地点までレールを伸ばすというものです。

他にもご自宅の構造やご利用者のお身体の状態に応じて、様々なタイプの始点/終点をご提案いたします。

Stannahの革新的なオプションのひとつ、ファーストライザー始点は、階段下部1段目の蹴上(階段の段の高さ)から7.6cm以内にレールを設置するものです。階段下部にドアがある場合を想定し、階段最下部からドアまでの通常の距離を短く納めています。

階段下のスペースを確保しつつ曲線レールを設置したい、階段上部から離れた場所に階段昇降機を停車したい、といった場合は、弊社スタッフの訪問時に特別仕様の始点/終点についてご相談ください。

屋外用レール

最後に、屋外用階段昇降機のレールについてご説明します。屋外階段のほとんどが直線型のため、屋外用階段昇降機も大半は直線タイプです。一部、曲線タイプを販売するメーカーも存在します。屋内用直線レール同様、階段の長さに合わせてカットされ、構造もシンプルです。

屋内用レールとの大きな違いは耐久性です。雨風や雪、潮風に強く、野生動物が来ても大丈夫です。種類は少ないですが、春夏秋冬あらゆる天候で耐久性と信頼性を発揮します。

お好みに合わせてレールをデザイン

Stannahはメーカーであると同時に、デザイナーでもあります。レールの長さや形だけでなく、レールの構造や印象までデザインします。

レールを目立たなくしたい、ご自宅のインテリアに合うモダンなデザインにしたいなど、Stannahはお客様のご希望をかなえるノウハウを持っています。

階段昇降機の導入は、ただ豊かな生活を送るための自宅の改修ではなく、自分の居場所づくりでもあります。階段昇降機は長く使える新しい家具です。自分の好みを細部に至るまで反映すべきものなのです。

 

無料査定をご利用ください

形状、デザイン、耐久性、そして家の構造・・・。最適なレールを見つけ出すのは簡単ではありません。中古市場で探してDIYで設置するより、専門家に依頼することをおすすめします。

Stannah では、無料の階段査定を実施していますのでぜひご利用ください。ご自宅に最適な階段昇降機用レールが見つかるはずです。

Stannah階段昇降機のラインナップはこちら。あなたに合うモデルがきっと見つかるはずです。

 

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