いす式階段昇降機の設置について知っておきたいこと
作成者 Stannah
いす式階段昇降機の設置をご検討いただいたものの、サイズなど詳細が分からず、ご自宅の環境に合うかどうか判断がつかなかったというお声をお客様からよくいただきます。
Stannah社では、お客様のご自宅の階段形状や構造にあわせてカスタマイズが可能ないす式階段昇降機をご用意。
同じ家は2つとなく階段の形も様々ですが、お住まいの環境に合わせてカスタマイズでき、限られたスペースにおいて利用者の自由と安全を最大限に確保いたします。
いす式階段昇降機のご検討にあたり、サイズ、機能、カスタマイズ、設置方法など押さえていただきたい点をまとめましたので、ぜひご一読ください。
いす式階段昇降機のサイズについて
いす式階段昇降機は機種によって大きさが異なり、設置する階段が直線か曲線かなどによってレールのサイズも変わってきます。
直線型いす式階段昇降機のサイズ
直線型いす式階段昇降機は直線階段用で、階段の上下階フロアが停止位置となります。
レールは座席シートが走行する階段に沿って設置され、レール自体の幅は15cmしかないので階段を歩いて利用する方の妨げにもなりません。
また、利用時以外の安全を確保するため、階段の下階フロアには、いす式階段昇降機を止めておくスペースが46 cm²ほど必要となりますのでご留意ください。
もしご自宅の階段が狭い廊下にあったり、下階フロアの近くに扉などがある場合は、格納式レールや壁・手すりに沿って曲がるタイプのレールなどもご検討ください。
A | 椅子の幅(肘掛けの内側) | 48.2 cm |
B | 壁から足置きまでの奥行き(折りたたんだ状態) | 34.4 cm |
C | レールから壁まで(レールの外側の端) | 15 cm |
D | 壁から足置きまでの奥行き(折りたたまない状態) | 65.9 cm |
E | シートの高さ(設置時に調整) | 39 cm to 49 cm |
階段の最小幅 | 67.9 cm |
モデル:Siena 600
曲線型いす式階段昇降機のサイズ
曲線型いす式階段昇降機は、らせん階段などカーブ状の複雑な階段に設置ができるように設計されています。壁や手すりを考慮して動くようになっていますので、他の方が階段を行き来されるスペースも充分に確保できます。
レール(金属製)は、階段の曲がり角を採寸し、階段の仕様に合わせて最適なものをご提供できるようにしております。曲線型階段の直線部分にあてがうレールは、直線型階段のそれと同様に、壁から15cmの幅の確保が必要です。
実際のサイズ感は、お客様のお住まいの環境によって左右されますので一概に申し上げられませんが、弊社では無料で階段の調査を行っておりますので、ご希望の際はお気軽にお問い合わせください。
A | 椅子の幅(肘掛けの内側) | 48.2 cm |
B | 壁から足置きまでの奥行き(折りたたんだ状態) | 40.5 cm (レールの始まりの位置によります) |
C | レールから壁まで(レールの外側の端) | 15.2 cm* |
D | 壁から足置きまでの距離(開いた状態) | 67.9 cm* |
E | 足置きからシートまでの高さ(調節不可) | 47 cm |
階段の最小幅 | 67.9 cm* |
* 仕様内容より異なる場合があります。
モデル:Siena 260
屋外用いす式階段昇降機のサイズ
屋外用いす式階段昇降機は、真っ直ぐな階段に設置することができ、また無断で使用されないようにキーロックシステムが付いています。
また、寒気や雨、湿気や熱などによる摩耗に対しても耐久性が高い優れものです。
A | いすの幅(肘掛けから) | 47.9 cm |
B | 壁面からの距離(閉じた状態) | 33.3 cm |
C | 壁からレールの外側の端までの距離 | 20 cm |
D | 壁面からの距離(開いた状態) | 64.7 cm |
E | 足置きからシートまでの高さ(調節可能) | 48.5 cm to 53.5 cm |
はしご最小幅 | 66.8 cm |
モデル:Outdoor 320
いす式階段昇降機の設置に必要なスペース
いす式階段昇降機の一般的なサイズとあわせて、設置に必要な幅についてもご承知おきください。
いす式階段昇降機の幅は機種によって異なりますが、シートを広げた状態ですと約64cm~77cmになります。
設置には充分なスペースの確保が必要となりますので、下記の表にてご希望のいす式階段昇降機の種類および最小幅をご確認ください。
いす式階段昇降機の種類 | いす式階段昇降機の最小幅 |
直線型いす式階段昇降機 | 67.9 cm |
曲線型いす式階段昇降機 | 67.9 cm* |
屋外用いす式階段昇降機 | 66.8 cm |
* 仕様内容より異なる場合があります。
Stannahは創業から半世紀にわたり、快適かつ安全にご利用いただけるいす式階段昇降機をご提供してきました。スタイリッシュなデザインでお住まいの環境に違和感なく、お客様が毎日の生活に安心と自由を取り戻せるようサポートいたします。
いす式階段昇降機の設置可能の有無について
階段昇降機を設置をご検討の際はぜひご相談ください。弊社の専門アドバイザーがご自宅へお伺いし、無料で階段を測定いたします。
測定の結果を基に、お客様のご要望にピッタリの製品をご提案いたします。無料の見積りからご注文、設置後のサポートまですべて弊社にお任せください。
設置に必要なスペースの測定は以下の手順で行います。
1. 適切ないす式階段昇降機を選ぶために
弊社の専門アドバイザーがご自宅の階段を測定し、直線型・曲線型などお客様にとって最適ないす式階段昇降機をご提案いたします。
2. 階段を測定する
設置の対象となる階段のサイズは、いす式階段昇降機に必要なレールのサイズや上階から下階への移動時間などに影響します。
3. 階段の幅を測定する
ご希望のいす式階段昇降機を設置するために、ご自宅の階段に充分な幅が確保されているかどうかをご確認ください。必要に応じて、家具や壁上にあるものを取り外していただく場合があります。
4. 上階フロアを測定する
いす式階段昇降機を安全に乗り降りする十分なスペースが確保できるか上階フロアを測定します。
5. 空きスペースを測定する
安全に乗り降りができるように、いす停止位置に充分なレールスペースを確保いただく必要があります。
レールの設置方法は、段差に対して平行に設置するまたは角度をつけて設置するかのいずれかになります。階段を歩いて昇り降りする際にレールがつまずく原因とならないように、格納式レールも設置できます。
また、レールを延長して壁や手すりに回り込ませることもできますので、いす式階段昇降機を歩行の妨げとならない安全な場所に停めることもできます。
よくあるご質問(Stannahの階段昇降機に関するご質問)
■ いす式階段昇降機とはどのようなものですか?
いす式階段昇降機(階段エレベーター)は、利用者が安全かつ容易に、座ったまま階段を移動することができる電動式リフトです。
いす式階段昇降機は、人の乗せて階段の壁に沿って安全に取り付けられたレールの上をスライドして移動する仕組みですが、段差解消機(車椅子用)とは使用方法が異なります。いす式階段昇降機は、利用者がお一人で車いすを使わずに階段を昇り降りするためのリフトです。
■ どんな階段にも設置できますか?
いす式階段昇降機には様々な種類があり、階段のサイズや形状を問わず設置することが可能です。お客様のお住まいの環境に応じて最適ないす式階段昇降機をご案内いたします。
■ 設置にはどれくらいの時間がかかりますか?
納期は機種により異なりますが、通常ですと1日以内で設置を完了いたします。弊社のいす式階段昇降機はすべてイギリスの自社工場で製造されており、高い品質と安全基準をお約束できる製品です。
■ いす式階段昇降機の最大耐荷重はどのくらいですか?
最大耐荷重は機種によって異なりますが、直線型いす式階段昇降機の耐荷重ですと160kgまでで、曲線型いす式階段昇降機と屋外用階段昇降機の耐荷重は135kgまでになります。
■ いす式階段昇降機の移動速度はどの程度ですか?
弊社のいす式階段昇降機はすべて1秒間に0.09メートルの速度で移動します。目安として、5mの長さの階段を上るのにかかる時間は約50秒です。
■ 電気工事は必要ですか?
いす式階段昇降機はバッテリーで作動します。どの家庭にもある100Vコンセントが階段の近くにあれば、電気工事をする必要はありません。
■ 設置方法は?
弊社の技術スタッフが階段の踏み面にレールを固定し、いすや充電システム等を設置いたします。テスト運転による安全の確認を以って設置完了となります。
■ いす式階段昇降機にはどのような種類があり、どこに設置できるのですか?
いす式階段昇降機の種類には、直線型、曲線型、屋外用があり、ご自宅の階段の形状に沿ったものをお選びいただけます。
■ いす式階段昇降機を導入するメリットは?
どんな形状の階段でも大掛かりな工事をする必要がなく設置することができ、ご自宅で快適・安全な毎日を自由に過ごしていただくための最適なソリューションです。
■ 購入方法は?
製品パンフレットのご請求、現地調査、見積りの作成、ご購入の流れご説明など、お求めから設置まで全てサービスの一環として行っており、購入義務などはございません。弊社の専門アドバイザーがお客様のご要望に応じて最適ないす式階段昇降機をご提案いたしますのでいつでもお気軽にご相談ください。