快適な生活を送る:ご自宅を安全で自由に移動する方法とは?
作成者 stannah
多くの方が健康について考えたとき、見落としがちなことがあります。それはご自宅が安全で自由に移動しやすいかという点です。
もちろん、ご自宅でリラックスして過ごすことは重要な事ですが、お客様にとって最適な環境を整えることが大事になります。
私たちは全ての人が快適な人生を送る機会を手に入れるべきだと考えています。ここからは身体の不自由などは関係なく、ご自宅を安全で移動しやすい環境にするための方法をご紹介します。
これを知れば、お客様も何にも縛られることなく自由なご自宅の生活を楽しむことができます。
より生活しやすい環境で過ごしたい方や身体に不自由を抱えている方にも小さなことを変えるだけで日常生活が大きく向上します。例えば、お風呂場に手すりを設置することや家の中で移動しやすくするための家具の設置場所など我々がサポートすることができます。
大切なご自宅を安全に移動しやすい環境にすることで、生活の質が向上され素敵な生活を送ることができるようになります。
ご自宅をバリアフリーにすることで歳を重ねても自由に生活を続けることができる
『ご自宅で快適な生活を送る』とは、この瞬間だけではなく老後も安全で自立して生活を送ることです。
20世紀の現代とは異なる考え方ですが、ご自宅をより安全で自由に移動できるようになる方法は老人ホームに行くだけではありません。
移動のしやすい家ならご家族やご友人も家に招待しやすく楽しい時間を過ごして良い関係性を築く助けにもなります。
ご自宅の中でできることは何か考えて、改良することで豊かな日常生活を送ることができます。
転倒の防止:対策と理由について学びましょう
どうすれば、転倒することなく安全な生活をおくることができるのか。それには、転倒の原因となる理由を明確にして改善することが必要です。
WHOによると、60歳以上の方が特に転倒しやすい傾向にあり、敷物などの障害物を取り除く事で、つまずく原因が解消され安全性が向上されます。転倒を防ぐ手段はその他にもあります。
足のサイズに合うルームシューズを使う
近年、オシャレなだけではなくご自宅を安全に移動するサポートをするルームシューズなどもあります。
滑り止めがついて安定性のある靴を探してみてください。裸足や靴下で歩くと滑りやすい床で転んでしまう可能性が在ります。
また、緩い靴や靴底が擦り減った靴もお勧めしません。靴底が滑らず、足のサイズにピッタリ合い、足首を適切にサポートする靴を使用してください。
バランス感覚の改善に取り組む
理学療法士のサポートを受けることで、筋力を向上させバランス能力を鍛えることができ、転倒のリスクも減らすことに繋がります。
例えば、筋力や柔軟性を向上させる計画をたてることで、足や体幹など特定の部位を鍛えることができ、歩いている時や立っている時のバランスが安定します。
お薬による副作用を把握する
普段飲んでいるお薬がある場合、その薬が身体の可動域やバランス感覚にどのような影響を及ぼしているか医療従事者に相談する必要があります、
場合によっては、薬を飲むタイミングや投与量について考える必要があります。
また、お薬のルールはしっかり守り、医療従事者の許可なしに他の薬と併用すべきではありません。お薬の接種に気を付けることで転倒のリスクを最小限に抑え、ご自宅を更に安全な環境にすることができます。
階段からの転倒を防ぐ方法
私たちの生活の中で階段とはとても馴染みあるものです。日常に溢れているため、なかなか階段を避けて自由に生活することも難しいです。
近年では、階段を避けることや引っ越す必要なく、楽しく自立した生活を送る手段は多くあります。階段を自由移動するためには、以下のような方法があります。
- 手すりの設置:階段の左右の掴まりやすい場所に手すりを設置してください。また、階段の下から上まで手すりがあれば、より安全です。
- ゆとりのあるカーペットの使用を控える:ゆるいカーペットはつまずいて転倒してしまう一般的な原因の1つです。カーペットが階段にしっかりと固定されているか確認するか、カーペットを外して滑り止めマットと交換してください。
- 明るい照明の使用:階段全体を明るくする強い光をもつ電球を選んでください。
- モビリティソリューション:階段昇降機や家庭用エレベーターがあれば、階段から落ちる心配もなくなります。老後に自立して自由な生活を楽しみたいと考えている場合は、とてもお勧めの方法です。階段昇降機を既に設置した方の多くは、快適な生活に満足し、もっと早く設置すれば良かったとお話ししています。
リビングや寝室での転倒防止
考えてもいなかった場所でささいなことでつまずいてしまうこともあります。ですが、これは簡単に解決することができます。
例えば、広々とした環境にすることで移動することが大変な車いすや歩行器などを使用している人が移動しやすくなります。
小さいことでも改善してみることが重要な事となり、快適で居心地の良い環境を作ることができます。
キッチンでの転倒防止
周りを明るく照らす照明を準備して、サイズの合っていないカーペットを使うべきではありません。
お気に入りのマグカップや頻繁に使用する物などは簡単に取り出しやすい棚にしまっておくべきです。椅子に登ることや屈む必要がある場所にはお勧めしません。
庭での転倒防止
ご自宅で活動的に過ごせることの一番の良い点は、いつでも自由に移動できることです。また、外出して新鮮な空気を吸う以外にも良い時間を過ごす方法はあります。
安全であるならば、庭のお手入れやご友人とカフェに行って素敵な午後の時間を過ごすことは、とても良いことです。
ご自宅の玄関や庭では、怪我が起きやすい場所ですが、以下のような方法で対策することができます。
- 屋外用階段昇降機の設置:階段昇降機があれば、いつでも気にせず外出することができます。雨が降っていても防水仕様のため一切問題ありません。
- ガーデニング用品の整理:ガーデニング用品を簡単に取り出せる場所に収納する必要があります。腰の高さの棚や椅子に登る必要がある棚、低く屈む必要がある場所もお勧めしません。ガーデニング用品を庭に置いたままにすると躓いてしまう可能性もあるため、しっかり物をしまうことが必要です。
- 周りを明るく照らして安全な通路と階段:例えば、薄暗い雨の日に家の玄関周りを明るくすることはとても大切な事です。
火災予防のルール
ご自宅の防火対策をして安全性を向上させることはとして最も重要な事の一つです。
ご自宅の防火対策ができているかは、次の項目をご確認ください。
電気の安全な利用
- 古いテレビがある場合は寝る前や長期的に家を空ける時は主電源を切ってください。
- 電化製品には、常にホコリがつかないようにしてください。通常、電化製品は使用すると熱を発するため、冷ますための冷却システムがあります。これには換気が必要になりますがホコリがあると適切に機能しません。電子レンジやパソコン、コピー機、ドライヤーなどにホコリが溜まっていないか確認してみてください。
- 消費電力の大きい電化製品を延長コードに接続せずにソケットに直接繋いでください。また、負荷がかかりショートが起こりやすくなるため、延長コード同士を繋がないことも重要です。
- 電気毛布もコードを緩くまとめるなどして痛まないように気を付けて使用してください。
調理をする時
- フライパンや鍋をコンロの上に長時間置くことやオーブンの中に忘れることが無いようにキッチンタイマーを使用してください。キッチンタイマーなら料理の完成を待っている間につい寝てしまっていたなんてことも防いでくれます。
- 料理中はコンロの近くにいることで、様々な事に気を付けることができます。ゆったっりとした服や鍋掴み、お手拭きなどに火がつく可能性もあるので、火に近づきすぎないように充分気を付けてください。
- フライパンを熱しているときに水は絶対に使わないでください。適切なサイズの蓋を使うなどして、油が跳ねることを防ぎます。また、コンロや換気扇の電源をオフにすることを忘れないようにしてください。
一般的な火災予防
- 寝室での喫煙は厳禁です。煙草は火災の要因になります。火のついた煙草を片手にソファで寝てしまったら、命に関わることです。必ず灰皿を使用しなくてはいけませんが、灰から煙がでている時に灰皿を空にしてはいけません。
- 火災報知器を一部屋に一つは設置して、火災報知器の音が実際に聞こえるかどうかも確認してみてください。
- もし、ご自宅に暖炉がある場合は毎年煙突を綺麗にすることで煙突の中で火事が発生するようなこともありません。煙突の中でも火災報知器の音は分かります。もし、何かあっても水は使わずに必ず砂を使うようにしてください。
- ロウソクはカーテンやテーブルクロス、クッションなどの燃えやすい物から離した場所で必ず入れ物の上で使ってください。
- 時折、窓を開けて部屋の換気が充分か確認してください。
- もし火災が発生した時、出来るだけ早く消防団に電話をして、避難経路に邪魔になる物がなくすぐに避難することができるか確認してください。
- 常にスマートフォンを充電しておくことで、助けが必要な時にすぐに使うことができます。
お風呂での転倒防止
ご自宅での転倒事故はほとんどがお風呂で起こっていることをご存知でしょうか。水や滑りやすいタイル、石鹸など転倒に繋がるものはいくつもあります。
ですが、下記のことに気を付ければ、簡単にお風呂場を安全な場所にすることができます。
- 身体が不自由な人が介助を受けずにお風呂場を利用できるようにウォークインシャワーに変えることを検討してみてください。
- シャワーや浴槽の近くに手すりを設置してください。
- サイズの合った滑り止めマットを使用してください。
- お風呂場を充分に明るくしてください。
- お風呂場には最低限のものを置き、つまずかないようにしてください。
自立したご自宅での生活を送る方法
最近は、ご自宅で自立した生活を長く続けるための便利なサポートがたくさんあります。どんな人でもこのようなサービスは利用しやすいため、身体が不自由な方の多くは自宅で長く生活を続けることができます。
嬉しいことにこのようなサービスは、有料なサービスに無償のサービスを提供しているところも多くあります。
訪問介護
その他にも訪問介護によってご自宅に一人でも生活を長く続けることができます。お客様のご希望に沿って、下記のようなプロのサポートを受けることができます。
- 看護の処理
- 服薬のお手伝い
- 健康な生活習慣のサポート
- ご自宅の清掃
最近では、ご自宅で在宅介護とご家族もしくは友人からの介護を受けるケースが多く見られます。調査によると老後も今まで生活してきたご自宅での生活を続けたいと願うことが多く、お客様にあったサポートを受けることができれば、これからもずっと同じ家で生活を続けることができます。
安全で移動しやすい家:充実した生活を送る方法
ご自宅のリフォームをお考えであれば、何よりも移動のしやすさと安全について優先してください。そうすれば、お客様が今後何年も活動的な生活を送ることができます。
そして大切なことは、どんなに歳を重ねたとしても身体を動かすのが辛くなったとしても、活動的な生活を送るのに遅いなんてことはありません。お客様にピッタリの方法や道具があれば、今ある問題は簡単に解決され素敵な生活を送ることができます。